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2022.08.12

祖父に憧れ、白の世界に憧れ、ウエデングドレスにたどり着く。

【  私の家族と男の子のような私 】

 

今日は、少しプライベートな事も話させて戴きますね。

私の家族は(祖父母、両親、兄妹4人の8人家族)でした。長女として生まれ、男性3人の兄弟のなかで唯一の女の子。すご〜くもまれながら育ちました。物心ついた時には、男の子とばかりどろんこになりながら毎日遊んでいました。ワンパクの一言で必然と男の子と同じような扱われ方しかされなかった記憶が有ります。

 


【  厳格な祖父、そして憧れに変わり  】

 

祖父はとても厳格な人で、食事中も会話はNG、両親に甘えることも許されませんでした。祖母、母にいたっては来客があると三つ指ついてお出迎え(いつの時代や〜)作法としてさせられてましたね。また祖父は、頭が良く物知り。書道、料理と、何でも極めていて口答えなんて恐ろしく、まったく歯が立たなかったです。字を書かせれば達筆。のちに私が成人して祖父から手紙をもらっても達筆すぎるがゆえ読めないので返信もしませんでした。今思えばとても無礼でした(反省〜〜〜)そんな恐ろしい祖父に私が惹かれたことの一つには、祖父がとてもお洒落だったことにあります。祖父の頭には、何時もストローハットがおしゃれに足元から頭まで、いっさいの妥協なく自身を貫いていました。よくあることでしたが、お客様がいらした際には待たせてでも私服からわざわざスーツに着替えて現れるのです。自分が納得するまで何度でも着替えてからの登場にどちらがお客様なのかがわからないくらいでしたね(笑)

また、洋服全ての素材にも拘りを持っていて、とても素材にも詳しく品質の良い素材でないと納得がいかない。祖母が手配に動き、管理にも大変な思いをしていた事を覚えす。そんなお洒落な姿を目にしているうちに祖父の影響なのか(美しい物、お洒落な物にばかり惹かれようになっていきました。

お正月には、元旦の朝から恒例の書き初めをやらされまた。筆から真っ黒な墨の文字が真っ白な和紙の上に。迷いなく筆を動かし書きあげる美しい文字と祖父の所作にもかっこよさを感じていました。気がつけば祖父の凛としたたたずまいと美しさに自然と目が追いかけてました。どこか誇らしくもあったのかもしれません。

私が知らず知らずに影響を受けていたのは祖父。とても怖く近寄りがたい祖父の存在が大きかったんです。

まだ、この時点ではデザイナーの道に歩むなんてまったく思いもよらない日常でした。どろんこ遊びに興じながら美しさに惹かれる不思議な世界で育ちました。

 


【  母の白以外の手作り洋服  】

 

母は洋裁ができ、私の洋服は全て母の手作りを着せられてました私はと言えば幼い頃から(白のカラーに異常に憧れ)たのをてます。でも、母は絶対に私には白い洋服を作ってくれなかったんです(トホッ)紺色、茶色ばかり(何でや〜理由は単純で私がどろんこになり汚すから!それだけの理由なんです〜(トホッ私にとっての白は特別なカラー。憧れのカラーを身に付けると、とっても落ち着いたんです。

 


【  私の白への強い憧れと強い想い  】

 

私は、何時しか実家を出た時には(自由に白い洋服を好きなだけ身につけ、大好きな白のカラーの世界に包まれていたいという思いを強く強く感じてました。たくさん白い世界を空想することが楽しくて、そこには穏やかになれる自分がいました。

現在デザイナーとしてドレスのデザインをするたび白のシンプルさがとてもかっこ良く(無垢、神聖、純粋)と清潔感感じていて私にとっての白は、自由であり,カラーの原点であり、それが人生の原点でもあると思ってます。)

現在、生涯と白と共存していくことが楽に生きられ、それが一番私らしくいられると思います。

◼︎幼少期にお洒落な祖父に引きつけられたあの日

◼︎白に強く惹かれていたあの日

そしてウエディングドレスというもっとも白を感じる世界観)の中では、過去との繋がりを強く感じてます。妊婦さまはもっとも(神秘的な存在)。大好きな憧れの白の世界でマタニティウエディングドレスを素敵に表現しつづけていきたいです。

 

❖白の世界!白のカラーにも多様の白の世界があります。私はこの白のトーンが好きです。

 

 

アトリエ.ラナチュール

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