2022.08.13
今日は、少しプライベートな事も話させて戴きます。
私は(祖父母、父母、4人兄妹)の8人家族。兄2人と弟に挟まれたった唯一の女の子。長女として誕生致しました。しかし、その兄妹構成ゆえに物心ついた時には女の子とは扱われず、まるで男の子4人兄弟のように育ちました。そんななかでも、祖父の影響なのか美しいもの物、お洒落な物に惹かれるのです。
祖父は、伊達もお洒落で何時もお帽子をかぶりお気に入りのスーツを姿勢よく着こなし突然の訪問客に対して待たせてでもスーツに着替えこだわりのスタイルで現れるのです。また、洋服全ての素材にもこだわり祖母が手配に管理にと大変な思いをして折りました。頑固で優しく、知識が豊富、料理人でも有り明治生まれの男児!!
私はというと真っ黒に日焼けしてどろんこになり遊んでくるのが日常。でも何時も気がつけば,祖父を目で追っていたような気がします。とても気になる存在だったのでしょう。
絶対的な家長の祖父。元日には書初めをさせられ祖父の書き上げた書は、子供心にも素晴らしさを理解できました。祖父は、只者ではないと!!
繰り広げられる、一筆一筆が所作が美しく見惚れていたのです。凛としたたたずまいたたずまい。それが、どこか誇らしく、無のから作りだされる文字は輝いていました。その世界の素晴らしさは感動だったんです。
デザイナー業も一緒で、何もない所から表現してしていくので、表現者としてこだわりを追求していくことは、同じです。この時点ではのちにデザイナーの道を歩むなんて思いもよらず、不思議ですね。母は、洋裁が出来、全て私の洋服は母の手作り。この時の私は白のカラーに異常に憧れていたのを覚えてます。白いカラーは特別な物で、自分がお姫様になり違う世界に生きれるみたいな気持ちだったのかも知れません。綺麗なものなら何にでも憧れ空想ばかりしている子でした。
でも、母は絶対に私には白い洋服を作ってくれなかったのです!!
理由は、私がどろんこになり汚すからそれだけの理由です((◞‸◟))
そうなると私は、何時しかここを出た時に絶対に白い洋服を沢山着るんだと思いを秘めてました。その後反発からか、さらに異常な白のカラーへの想いがまし、気がつけばデザイナーの道に。
今思えば祖父と母からの影響が知らず知らずのちに私をデザイナーのへ導いた気がします。今でも白は大好きなカラー。何よりも心が落ち着き無になれ、穏やか自分がいるのです。マタニティウエディングドレスをデザインしながら常に穏やかにいられるのです。
白は、カラーの原点だと私は思ってます。白に憧れたからこそ、人生の終盤にウエディングドレスをデザインしてるんだと思います。白だから素敵に表現出来(女性の一番美しく輝いている瞬間)妊婦さまのマタニティウエディングドレス製作を手掛ける時間が私の幸せです。
最後に祖父も、母も共通点は仕事が繊細で丁寧。私は2人のことを思い出す度、私も妥協せずに納得のいく仕事をしなくてはと。妊婦さまのことを思い笑顔になって頂くために丁寧な仕事をと思います。
アトリエ . ラナチュール
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